poetic lyrics...................................
† przejscie podziemne †
These lyrics are entirely fictitious.....
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-12- くもの糸 |
「A地点から N地点に線を引くことはやめて!」 ・・・と何度も何度も訴えているのに。 無情にも届いていないようだ。 地図上は無駄な線がイッパイある。 like spiders web... 1度はキレイに消しゴムで消してくれたのだけど。 再び始まったその線は。 鉛筆で書かれていないのだ。 消えないじゃない! ドウシテクレルノ!? 地図を手にすることすらできない。 蜘蛛の糸のように。 1度被ってしまうとなかなか取れないネバネバシテル。 「お願いだからB地点で解決してよ!」 ・・・とモウ1度言ってみるのだけれど・・・。 ココロの地図その眼に見えないほどにいたずらな蜘蛛の糸は複雑に絡まり。 ココロの仕事は前に進むけはいを見せることはなさそうだ。 |
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-11- 蒼い月 |
車を走らせるワタシの横顔を。 ドコまでも追いかけてくるソノ月に。 スコシ嫌気がさしていた。 怖いもの見たさのソノ感覚をよそに。 ワタシはまっすぐ前を見続けている。 モウひとつのオレンジ色した光がヒトツのリズムをつくり。 ワタシを照らす。 静かに鼓動が高鳴る。 ソシテ・・・時間は流れて 今日ワタシは。 "Moon Blue" を知った。 月が蒼かったらだれが哀しむというのだろう。 月が蒼かったらどんなに夜が降りてくるのだろう。 だから・・・・・・モシ "Moon Blue" だったらもう見上げてもいい? |
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-10- 怒り |
頭の中に居座り続けているソノ悶々とした影に向かって。 何とかそれに光が当たるようにしようと試みてみるものの。 なかなかどうしてうまくゆく気配を見せてくれない。 挙句の果てに ソノ影は空虚感と喪失感をも上回る。 "anger"に変化しつつあるのを時間の経過とともに感じている。 イケナイ・・・そんなこと思えるワタシじゃないんだから。 今日から瞳の色が変わった。 ワタシは3つの瞳の色を持っている。 アナタは気づいてくれるのかな…と。 |
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-9ー 黒いドア |
真夜中.....予期しなかった闇を引き裂くかのようにソレラの文字は紛れもなく"事実"を語っていた。 容赦なく一瞬動きを失ったココロに突き刺さってくる。 以前はソレを遠く冷めた眼で見ていることが出来たというのに。 最近のワタシは気づくとそれができなくなっていた。 なのに・・・。 どこかで信じようとしていたワタシをあざ笑うかのように。 暗闇にソレラの文字だけが冷たく浮かび上がり。 決してソノ文字列を変えることなく音を殺してどこまでも深く鋭くめり込んでくる。 結局こういうことだったんだと・・・・・・nothing to say anymore...。 ワタシはどうしようもない気持ちを抱えたまま・・・・・・・・ソノ暗闇に光るドアを閉める。 |
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-8- 蝶 |
まぶしいくらいの太陽が降り注ぐ。 まるで自分が消えてなくなってしまうようなくらいの明るい日の光の中。 瞬きをすることを 意識しながら車は走る。 周りが見えているのに。 周りが見えていないかのような瞬間。 ゆっくりと 瞬きをしたときに。 チイサナ白いものが フロントガラスに向かってきて。 一瞬のうちに当たっていった。 フロントガラスには 白い粉がついていた。 分かっていた モンシロチョウだと。 ナンデぶつかってきたの・・・? ソノ夜 ゆっくりと眼を閉じたワタシのソノ暗闇の瞳の中に。 モンシロチョウの姿が見えたような気がする。 ゆっくりと瞬きをする眼の動きと一緒に。 |
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-7- 8mm |
古い8mmmovieカメラを持ってうす曇の早い秋の午後川岸へとぶらぶら。 ためしに撮ってみようと カメラを取り出しまわしてみる。 チリチリと音を立てながらカメラは回る。 モノクロに切り取られた世界の中で。 Rが時折後ろを振り返りながら走ってゆく。 笑い声が聞こえる。 どんどん動いてゆく後姿を追って・・・。 パッと目の前が真っ黒になったその後。 それがRの手のひらだと分かって。 いたずら好きと言わんばかりの笑顔を見せたと思ったら 思いっきり舌を出した。 ソシテRは川の向こう岸へと橋を渡って走っていった. おろしたカメラの音だけがチリチリとまわり 。 今度は自分の目でRの後姿を追った。 |
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-6- 羽 |
ソノ定形外茶封筒には京都の大文字焼きやお祭りのヤマの切手。 フト目を横にやると 大小2枚の小鳥の羽が貼り付けられていた。 アナタの元へ 早く飛んででゆけますように・・・と。 1枚の手紙と2本のchocolate bars.....。 お湯がダンダン沸いてゆく音を聴きながら。 2匹の未だ見ぬ小鳥のコトを思い出してみる。 いつだったか道に死んでいたすずめの死骸を両手のひらにソット包んでみた。 まだ暖かかったその小さな体と閉じた眼に不思議な懐かしさを覚えた。 時間は今・・・コーヒーの香りで部屋を満たす。 |
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-5- やけど |
あの時のやけどの痕を眺めている。 白い白いソノ肌に ソノ痕はシッカリと影を落としている。 もしかすると アナタはココにズット居座り続けるの・・?と感じながらも。 どこかでそれをあきらめて。 どこかでそれを望んでいたりもして。 ワタシの腕を覆うソノ痕に アナタにもらった跡を重ね合わせてみる。 ココロに染み付いた跡と。 腕に居座るであろう痕なんて。 もしかしたら 同じようなもので終わるのかもしれない。 |
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-4- 港 |
以前は海がスキだった。 海岸沿いを夕暮れに歩く時間を想像しながら。 ココロの中の砂を落書きをするように何かを書いてみたりした。 砂はサラサラと音もなくおちてゆく。 時間の狂いをも許さぬかのように。 淡々と。 淡々と。 ソノ砂の流れにどうしてもついてゆけない時間を見つけた。 ソウ・・・港にゆこう。 汽笛の音にワタシのココロの音をかき消されても。 landscapeの中の夕陽は変わらないから。 |
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-3- #081-1- coin locker |
夜のひとけの途絶えた駅のコインロッカーに。 切れかけた 蛍光灯の光がチラチラと落ちる。 いつか・・・置き忘れていたものを取りにゆく。 どのくらいの間 この小さな無機質な入れ物の中で眠っていたのだろうかと。 ぼんやりと考えながら置き忘れたものが入っている扉をおもむろに探す。 #018。 ソノ扉はほかのたくさんの扉と何も変わらずに冷たくそこに並んでいる。 ワタシの手のひらの中にある #018 の鍵を 「ギュッ」 と1度握り締めてから。 鍵穴にさすと・・・「カチャッ」 という鮮烈な音とともに。 少しずつ高鳴る胸の鼓動。 サングラスのその奥からじっと動きが止まった手元を見つめた。 |
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-2- ディレンマ |
現実の世界でありながら。 ドコカにソノ現実的な悲しみと影を落としたかのような架空の時間。 別れというものは。 人の狂気を剥がしながら身を削るもの。 なのに・・・どうしてもココロの中から離れられないでいる 喜び と 苦しみ の間に。 それはもしかしたら。 これからもズットワタシの中でココロに巣食ってゆくものだと気づくとき。。 |
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-1- にあ |
壊してしまうコトは 簡単で。 傷つけるコトは 一秒でもできる。 なのに造り上げるコトは 時間を要する。 そして。 忘れるコトと 直すコトに……時はない。 一生かけるものだと 壊す人は知らない。 |